“戦国東都”のNo.1打者・吉田正尚。昨秋までの6シーズンで実に4回もベストナインに選ばれた好プレーヤーだ。注目すべきはバッティング。大学トップクラスの非凡な打撃センスを持つ注目のスラッガーである。 大学生打者BIG3(明大・
高山俊、慶大・
谷田成吾)の最後に分析したいのは、類いまれなバッティングセンスを持つ青学大のスラッガー。
背筋が立っている自然体の打撃フォーム(9.0)はクセがなく、まったく問題ない。下半身が安定しているため目線がブレず、ボールを引きつけて打つことができる。インコース、アウトコースに対してもヘッドが下がることなく、最短距離でバットが振れているのも魅力。高校時代から安定した打撃を披露していたが、バッティングに関しては生まれ持った才能がある。
強いて課題を挙げるならば、軸足への体重の乗せが甘いため、バックスイングが浅くなっていること。速いボールを投げる投手と対戦したときに差し込まれるケースが出てくる。ただし、今後そういったピッチャーと対戦していけば自然と対応できると思う。スイングスピードを上げる努力を怠らなければ、さらにそのバッティングに磨きがかかるはずだ。
しかし・・・
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