2012年のドラフト会議で1位指名を受けた12選手。 新たなる出発を目指す、それぞれの表情に迫る。 まずは4球団の競合の末、阪神への入団が決まった藤浪晋太郎(大阪桐蔭高)をクローズアップしてみたい。 春夏甲子園優勝投手を迎え入れる人気球団の周辺は、早くもヒートアップしている。 “未来の虎のエース”は、どんな道を進んでいくのだろうか。 写真=
佐藤真一 ファンが待ちに待った地元出身のヒーロー 夜半から降り出した雨が、黒土を重たく濡らしていた。11月23日、なんとか開催された阪神タイガース、ファン感謝デー。そのオープニングで、ゆっくりとグラウンド中央に進み出た和田監督は、帽子を取ると、晴天を信じ詰めかけていた3万7000人のファンへ向け、深々と頭を下げた。「5位というふがいない成績に終わりましたことを、深くおわび申し上げます」
クライマックス・シリーズ進出を争うことすらできず、抱えた借金は「20」までふくらんだ。早々と退屈な“長い秋”を迎えていただけに、ファンの誰もがうつむき加減で、指揮官の声の続きに耳を傾けた。「しかし・・・
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