2年目を迎えた「週ベアワード」。 そこで今年からはMVPに加え、最も成長した選手・MIPも発表していく。 記念すべき第1回の受賞者には、ダルビッシュ有の穴を埋めリーグ制覇の原動力となった吉川光夫が選ばれた。 ルーキーイヤーに4勝を挙げ、左腕エースへの成長を期待したファンも多かっただろう。2年目に2勝を挙げた後、まさかここまで勝ち星から遠ざかるとは、考えられなかった。09年から11年まで3年間、勝ち星から見放される。左腕から繰り出されるストレートには威力はあるものの、制球難に苦しみ四球で自滅するパターンを繰り返す。吉川の姿を一軍で見ることも少なくなっていった。
ダルビッシュ有(レンジャーズ)が抜けた今季、
日本ハム先発陣で誰がその穴を埋めるのかに注目が集まった。しかし、それが吉川だと予想した人がどれだけいただろうか。昨季まで通算6勝だった投手が、今季14勝5敗、防御率1.71で最優秀防御率のタイトルまで獲得した。「ダルビッシュの穴を見事に埋めたこの男の活躍なくして、3年ぶりのリーグVはなかった」というF担当の言葉がすべてを物語っている。さらには「昨年二軍でタイトルを取って下地はあったが、まさかここまでとは。花開かせた監督の手腕も見事」(H担当)と、栗山監督がその才能を信じ、尻を叩き続けた起用があってこその活躍。
二人三脚で6年目のブレークを果たした吉川は、来年も栗山ファイターズを支えるだろう。
吉川光夫の年度別投手成績 2007 19試合 4勝3敗 93 1/3回 52奪三振 防御率3.66
2008 7試合 2勝4敗 34 2/3回 23奪三振 防御率6.23
2009 3試合 0勝2敗 16 1/3回 18奪三振 防御率6.61
2010 9試合 0勝4敗 26回 20奪三振 防御率6.92
2011 7試合 0勝5敗 38回 25奪三振 防御率4.74
2012 25試合 14勝5敗 173 2/3回 158奪三振 防御率1.71
通算 70試合 20勝23敗 382回 296奪三振 防御率3.46
得票内訳 吉川光夫 日本ハム6
田島慎二 中日1
バレンティン ヤクルト1
今村猛 広島1
中田翔 日本ハム1
武田翔太 ソフトバンク 1
角中勝也 ロッテ 1
根元俊一 ロッテ 1