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12球団担当が大胆予想!

2013ドラ1選手の1年目 パ・リーグ編

 

東北楽天ゴールデンイーグルス
松井裕樹[桐光学園高/投手]

マー君の後継者として夢を夢とするなかれ!

「小さな目標を作り、それを地道にクリアしていきたい」と本人は足元をしっかりと見つめているが、エース・田中の後継者として球団が描く夢は大きい。また、初優勝を遂げた今季もチームは先発不足、特に左腕不足に悩まされただけに、競合覚悟で高校球界No.1左腕の獲得へと動いた裏には即戦力としての評価もうかがえる。

 甲子園で大会記録の1試合22奪三振を記録した鋭いスライダーが通用すれば、1年目から先発ローテーションに定着することも十分にありえるだろう。成績予想は、田中がルーキーイヤーに残した数字と同じ。星野監督が贈った「夢を夢とするなかれ」の言葉のとおり、一気にスターダムにのし上がる姿が見たい。

我らがドラ1の1年目はズバリ…
11勝7敗、防御率3.82

▲指揮官は「田中のようなタイプ」と絶賛。二軍でじっくり育てるよりも、田中と同様に1年目から一軍の先発を任されると予想。今年の則本に続き2年連続新人開幕投手も?





埼玉西武ライオンズ
森友哉[大阪桐蔭高/捕手]

稀有な「打てる捕手」としてファームで素材を磨く1年に

“外れ1位”候補から一転、西武の単独1位指名を得た最大の理由は、10年に一人出るかどうかという「打てる捕手」としての素材だ。

 即戦力投手の獲得を後回しにするほど抗いがたい魅力のある攻撃力だが、そこは高卒新人、さらに捕手というポジションもあって、球団としては将来を考え、慎重に育てていく構えだ。伊原新監督も「慎重に」と語っており、来季は主に二軍で育成・強化される見込み。大阪桐蔭高の先輩である中村、浅村らも西武第二で打撃に磨きをかけ大きく羽ばたいているだけに、このルートを歩むこととなりそうだ。ただし、キャンプやシーズン終盤などで、上のレベルを経験する意味で彼ら主力と同じグラウンドに立つことはあるかもしれない。

我らがドラ1の1年目はズバリ…
(ファームで)打率.253、本塁打6 打点36

▲キャンプは一軍を経験、シーズンは主にファームで過ごし、4月に二軍戦デビュー。40試合にマスクを被り、その他ポジションも経験。数字は平凡も貴重な経験を積む。





千葉ロッテマリーンズ
石川歩[東京ガス/投手]

アマ屈指の安定感で開幕先発ローテ入りを

 1度目の入札では社会人唯一の競合となった石川歩。ロッテと巨人から求められた最大の要因は、その安定感にある。今年の都市対抗、日本選手権では4試合の先発で30回1/3を投げ、失点はわずかに1。黒星はゼロだった。

 期待されるのはもちろん先発ローテ入り。現在、ロッテはFA宣言した西武の涌井獲得を目指しているほか、成瀬、唐川、古谷、西野、グライシンガー、松永、藤岡らが来季の先発ローテ候補に名を連ねる。しかし今季の平均投球回がリーグ5位の5.47、平均防御率が4.16(同6位)に終わった先発陣において、その安定感は大きなアピールポイント。大崩れはなく1年間を過ごし、堅実に勝ち星をもたらしてくれることだろう。

我らがドラ1の1年目はズバリ…
10勝5敗、防御率2.90

▲首脳陣の期待どおり、開幕から先発ローテの一角を任され、順調に勝ち星を積み上げる。夏場に踏ん張ることができれば、2ケタどころかエース・マエケンと最多勝争いも!?





福岡ソフトバンクホークス
加治屋蓮[JR九州/投手]

適性は先発か、リリーフか?球団の育成計画にも注目

「斉藤(和巳)さんはあこがれ」と言うとおり、最速152キロの直球の質には定評がある。チームは今季、先発のコマ不足に泣いただけに、まずはそのポジションで適性を見極められるはずだ。先発ローテを安心して任せられるのは攝津のみ。寺原、帆足、大隣、武田、岩嵜、東浜、山田らとの競争が待っている。また、名前を挙げた投手たちの仕上がりによっては、リリーフに回される可能性も十分。日本選手権1回戦では富士重工業を相手に6回からリリーフして3回を1安打無失点と好投した。

 不安視されるのは体力面で、183センチ80キロの体型は1年間戦う上で心許ない。ただ、その分は大きな伸びしろとも考えられる。球団の育成プランにも注目だ。

我らがドラ1の1年目はズバリ…
4勝2敗、防御率3.70

▲キャンプでは先発ローテ争いを繰り広げるものの、無理せず体力強化の育成方針の下、開幕は二軍でスタート。シーズン終盤に一軍に上がって、大器の片りんを見せた。





オリックス・バファローズ
吉田一将[JR東日本/投手]

チーム待望の即戦力投手抜群の安定感で目指せ2ケタ

 1位指名で複数球団による競合が予想されたが、見事、オリックスが1本釣りに成功した吉田一将。13年は金子千が29試合に登板して223回1/3、10完投、15勝、勝率.652、200奪三振、防御率2.01と、沢村賞の選考基準7項目をすべてクリア。エースとして投手陣を引っ張ったが、年間を通して投げ抜いたのはその金子千と西のみ。バッテリーの強化が急務とされているチームにあって、JR東日本で社会人野球を2年経験し、都市対抗で2度、日本選手権で1度、チームを準優勝へ導いた即戦力右腕の加入は大きい。

 191センチの長身から投げ込まれる角度ある直球は大きな武器。抜群の安定感と制球力の良さで先発ローテ入り、2ケタ勝利を目指す。

我らがドラ1の1年目はズバリ…
8勝5敗、防御率3.31

▲オープン戦から着々と結果を残すと開幕2戦目で先発デビュー。投打がかみ合わずなかなか勝ち星に恵まれなかったが、安定感ある投球で勝ちを重ねて8勝をマーク。





北海道日本ハムファイターズ
渡邉諒[東海大甲府高/内野手]

近未来の正遊撃手候補はまずは二軍で英才教育

 外れ外れ外れの1位でも、期待値は十分だ。渡邉諒は12球団でただ1人、内野手としてドラフト1位でプロの世界に飛び込む。最大の魅力は攻撃力。高校通算39本塁打のパンチ力はもちろん、50メートル6秒1の俊足も大きな武器。担当の大渕スカウトディレクターは「われわれのチームにいないタイプの選手」と積極果敢なプレー姿勢を高評価している。長年の懸案事項であるポスト金子誠の最右翼に浮上する可能性がある。

 近年も高校生遊撃手を獲得しているが、レギュラー奪取までには至っていない。その牙城を崩すべく、1年目はまずファームで近い将来の中心選手となるべく、じっくりスタートを切ることになりそうだ。

我らがドラ1の1年目はズバリ…
(ファームで)打率.290、5本塁打 30打点、15盗塁

▲チームの未来を背負う逸材だけに、高卒1年目は焦らずファームで全体的なレベルアップに取り組むことが現時点では濃厚。一軍デビューは2年目以降か。



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