交流戦採点 70点 レギュラーシーズン 交流戦前1位→終了時1位 ■その他の球団もチェック! パ・リーグ編 日本ハム・ソフトバンク・ロッテ・西武・楽天・オリックス セ・リーグ編 広島・巨人・DeNA・阪神・ヤクルト・中日 
6月8日のDeNA戦で8試合連続2ケタ奪三振を達成した則本。この記録は次戦でストップした
歯車が狂い出したのは、今季チーム初完封負けを喫した6月4日の
中日戦[ナゴヤドーム]だった。レギュラーシーズンの勢いそのままに
巨人の3タテで交流戦は幕を開け、意気揚々と敵地に乗り込んだ。相手はセ・リーグ最下位の中日。勝ち越しは至上命題だ。そんな中、1勝1敗で迎えた3戦目の先発に
岸孝之は、間違いなく取りにいけるはずだった。だが、交流戦前までリーグ2位の得点数を誇っていた脅威の打線が沈黙。0対2の惜敗を喫した。ここから3連敗。その後も攻撃陣は本来の調子を取り戻すことができず、チームにズレが生じていく。
ビジターで本来の打撃ができなかった要因の一つに、
アマダーの起用法にあっただろう。守備に不安があるためスタメンに組み込めず、打線の怖さを削いだ要因だった。さらには一番・
茂木栄五郎に疲労が見られ、調子の波が目立つようになり、打線に影響してしまった。一番・茂木、二番・ペゲーロが打線に勢いを与えるのが今季の得点パターン。交流戦前まで茂木の出塁率は.410だったが.333になり、それにつられるように、リーグ6位の44打点だったペゲーロが交流戦では12打点と、その脅威はわずかに軽減。好調だった
銀次、
島内宏明ら下位打線にも影響し、勢いは失われてしまう。ただ、問題はそのフォローを誰もできなかったこと。ペゲーロにつなぐ一番打者の重要性を思い知らされる結果となった。
それでも、連続2ケタ奪三振の日本記録を塗り替えたエース・
則本昂大を中心に安定感抜群の
美馬学、必ずクオリティースタートをマークする岸、交流戦に入り、5本塁打15打点と好調を維持している
ウィーラーの活躍により、大型連敗を免れたことは今季の強さの証明でもある。
また、ゲームのカギを握るリリーフ陣は
梨田昌孝監督が「後半戦に必要な選手」と評する
森原康平が疲労による離脱のアクシデントはあったものの、未だ防御率0.00の
福山博之をはじめ
ハーマン、
松井裕樹の安定感は相変わらずで、全員でカバーできている。さらに、6月16日の
阪神戦[甲子園]でプロ初登板のドライチ・
藤平尚真が5回2失点と黒星ながら好投したことも、層の厚さを感じさせる明るい話題となった。
攻撃陣の弱点を露呈してしまったが、その一方で・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン