DeNAの躍進は先発投手次第といえる。中でも昨季、不振に陥った左腕の復調にチームの命運が懸っていると言っても過言ではない。 写真=榎本郁也、BBM 
開幕前、最後の登板となった3月21日の日本ハム戦[横浜]に先発し、5回2失点。真っすぐは最速151キロをマークするなど腕が振れていた
引き締まった表情で登壇した。
今永昇太に当たる、久々のスポットライトだった。オープン戦の最終登板の3月21日日本ハム戦(横浜)。5回2失点で総仕上げをし、試合後に横浜赤レンガ倉庫で行われた出陣式に参加した。集まった3000人のファン。4年目で初の開幕投手を務めることが公表された。その5日前に高級中華料理店で
ラミレス監督、
三浦大輔投手コーチらから通達されていた大役。「感謝の気持ちです。今までは自分のことばかり考えていた。チームのために精いっぱい頑張りたい」と決意表明した。
このまま沈む男ではなかった。「ルーキーの年に見た衝撃か、それ以上だね」。DeNAが沖縄・宜野湾キャンプを打ち上げた2月27日。野手の
神里和毅とともにラミレス監督は今永昇太をMVPに選出した。理由は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン