開幕前、解説者だけでなく一般の野球ファンもヤクルトを最下位予想とする声が大きかった。それは投手層の薄さゆえ。現在、チーム防御率3.67はリーグ4位の数字だが、中継ぎ、先発とも頭数はそろってきている。今後の投手陣容も確認していこう。 ※成績は9月5日現在 これが新・先発3本柱だ! 
小川泰弘 15試合7勝3敗、防御率4.15

高橋奎二 7試合2勝1敗、防御率2.55

奥川恭伸 12試合5勝3敗、防御率3.89
【先発】奥川がカギを握る
今後、先発ローテーションは開幕投手も務めたエース・小川泰弘と安定感のある高橋奎二の2人を軸に、変則的なローテーションが組まれることになるだろう。小川は新型コロナ陽性から復帰したばかりでスタミナ面が心配とはいえ、これまでの実績もあって
高津臣吾監督からの信頼は厚い。エースとしての働きが期待されている。高橋奎二も、後半の安定感はピカイチだ。7試合に先発して5QSと、危なげない投球を見せている。
2人以降はなかなか固まらないのが現状だが、定着が期待されるのは2年目の奥川恭伸だ。小川、
田口麗斗と並ぶチームトップの8QSを記録しており、「勝てる投手」へと成長してきた。昨季故障した右肩を大事に中10日での起用が続き、ローテの谷間に入ることが多いが、心身ともに状態は良好。そろそろ登板間隔を詰め、完全にローテ入りを果たしたい。
新戦力組も・・・
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