1995年(平成7年)、野茂英雄がドジャースでメジャー・デビューを果たしてから24年。平成最後の年となった今季、菊池雄星がマリナーズに移籍した。これまでに57人の日本人選手がメジャー契約を交わし、MLBの歴史に名を刻む選手も出ている。“平成”で活躍をした日本人メジャーたちを振り返っていく。 写真=Getty Images 
野茂英雄
野茂がナ・リーグ新人王。イチローはいきなりMVPも
長嶋茂雄や
王貞治(いずれも元
巨人)でさえメジャー・リーガーは夢のまた夢であった。最初にメジャーの舞台に立ったのは昭和39年、1964年の
村上雅則(南海→SFジャイアンツ)だが、長い空白を経て、自らの手でその門を開けたのは野茂英雄だ。95年(平成7年)2月、ドジャースとマイナー契約。94年オフに複数年契約と代理人制度希望などで近鉄と揉め、メジャー行きを決意した野茂。念願のメジャー・リーガーとしてマウンドに上がったのは5月2日のジャイアンツ戦だった。
6月2日のメッツ戦でメジャー初勝利を挙げると、14日のパイレーツ戦で球団新人最多記録の16奪三振。24日のジャイアンツ戦では日本人メジャー・リーガー史上初の完封勝利を飾った。さらに29日のロッキーズ戦までに球団新記録となる4試合での50奪三振を達成。「ノモマニア」と言われるほど人気を博した。この年、13勝6敗で奪三振王を獲得し、新人王にも輝いた。
次に日本人メジャーとなったのは・・・
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