大きな注目を浴びる中での船出となる。楽天は11月12日、来季の監督に石井一久GMが就任することを発表した。今季から一軍の指揮を執っていた三木肇監督は1シーズン限りで二軍監督へ復帰することも決定。2年ぶりBクラスに沈んだチームを、GM自ら立て直すことができるか。 
就任会見で立花社長(右)とガッチリ握手を交わす石井新監督。苦難の道に自ら踏み出すことになった/写真=楽天野球団提供
立ち止まることなく新スタイルに挑戦
急展開での「石井一久監督」誕生となった。就任会見では、立花陽三球団社長がその経緯を説明した。11月7日にシーズンが終了し、球団幹部は「今後どうやったらチームを強くでき、優勝できるか」を協議したという。そして11月10日に球団の役員間で話し合った上で、石井GMに一軍監督就任の打診をした。
「今後はユニフォームを着て、石井さんの野球をファンの皆さまに届けられたらということで。11日に石井さん、(前監督の)三木さんに内諾いただきました」(立花球団社長)
シーズン中、複数年契約を結んでいる三木監督の続投は既定路線だった。だが、2年ぶりのBクラスとなる4位転落も風向きが変わる要因となったようだ。11月7日にシーズン終了を迎えると、石井GMは「組閣が決まらない中での練習は効果をなさない。しっかりとすべての担当を決めて練習に臨みたい」と、監督交代に含みを持たせる発言をしていた。そして12日の発表となったのだ。
石井GMが2018年に就任した際、掲げたテーマは・・・
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