試合が始まれば投手と打者の勝負に注視するも、ふと目をベンチに向けてみれば“チーム”がより見えてくる。主力、ベテラン、若手などのキャリアもベンチの座る位置と無関係ではないが、場所によっては選手の意識も垣間見えるもの。中でも面白いのが監督の周辺だ。今回は指揮官の周囲に焦点を当て、12球団のベンチの座り位置をチェックしよう。 【パ・リーグ編】はこちら 
7月26日のオールスター第1戦[PayPayドーム]のセ・リーグベンチ。豪華な顔ぶれがベンチで野球談議を交わしたが、シーズン中の12球団のベンチからも、チームや選手個々の意識が垣間見える
首脳陣が固まる中で
監督の周りをコーチが陣取るのは、どの球団も同じだ。では、その狙いは何か、また最も監督に近い選手は誰なのかを中心に各球団のベンチを覗いてみよう。まずはセ・リーグだ。
ヤクルトの写真は攻撃時で、ファイルを持ちながら身を乗り出しているのが
大松尚逸打撃コーチ(写真右から2番目)。ネクスト打席の選手にアドバイスを送り、守備時は
森岡良介内野守備走塁コーチが変わってこの場所に陣取っているが、最前列のホーム寄りに座るのは
村上宗隆だ。一軍に定着した2年目の2019年から定位置で、今季4年目を迎えるが「イキのいい後輩が出てくれば譲ろうと思う」とも話している。
阪神も・・・
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