強力ヤクルト打線におけるつなぎの二番打者として、シーズン序盤から先発出場の機会を得ている山崎晃大朗。武器である俊足を生かした守備と走塁に加えて、今季は、打撃においても安定感を発揮している。打撃力向上の要因の一つに新バットの存在がある。 取材・文=小林篤 写真=球団提供(バット)、BBM(プレー) メーンはAのバットを使用するが、状況に応じて3本のバットを使い分けている
7年目を迎えた今季、これまで約3シーズン使用し続けていたバットを新しくした。きっかけは、同じ外野手、左打者としてポジションを争う存在でもある先輩・
青木宣親からの提案だった。
「『もっと操作性のいいバットを使ってみたら?』と青木さんのバットをいただきました。今はこのバットをメーンに使用しています」。
これまでのバットはグリップがタイカップ型で先端部分も重い、山崎いわく「こん棒みたいなバット」だった。
「疲れがたまるシーズン終盤は、思うように振れなくなっていましたし、無理やり振ろうとすることでフォームも崩れてしまっていました」
写真Aが今季より使用している青木モデルのバット。グリップエンドがストレート気味で、先端はくり抜き加工が施されている。「操作性が高くなった分、追い込まれてからのファウルも増えて、三振するケースが減ってきたのかな」と手応えを得ている。
しかし、山崎はこのバット1本にこだわっているわけではなく、状況に応じて別タイプのバットも使用している。写真Cのバットは・・・
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