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三浦大輔 投手兼任投手コーチ 18

40歳なりの良さ

 



 今季はより大きな責任を背負ってシーズンを戦う。長年、チームの大黒柱として支えてきた三浦大輔は今季、兼任投手コーチとしてチームをけん引する。23年目を迎えるベテランは「一年一年が勝負。今年こその気持ちが強い。去年は最下位を脱出しただけ。もっと高いところに行かないと」と決意を示した。

 2013年はチーム最多の9勝を挙げた。防御率は1点以上増えたとは言え、昨年12月に40歳を迎えた右腕がチーム最多の175回2/3を投げた。しかし三浦は若手が育たないこの状況に危機感を覚えている。

 昨季は三嶋が規定投球回に達し6勝をマークしたが物足りない。「(若手が)やらないんだったら俺がやる。ローテで回れるように準備する。俺はやります」ときっぱり。強い言葉は若手の奮起を促しているように見えた。

 厳しいプロの世界で積み上げてきた白星の数は161。多くの失敗も経験しながら、現在の域に到達した。剛速球はなくても磨き上げた投球術で成功をつかんだだけに、能力を生かし切れていない選手を見ると歯がゆい。「球にキレや力があって、すごい変化球を持っている投手もいる。もったいない」と話す。「投手も人それぞれ。投げ方、筋肉量も違う。こうせい、ああせいではなく、何かヒントになればいい」と指導法も思い描いている。

 もちろん選手としてもまだまだ若手に負けるつもりはない。昨季届かなかったクライマックスシリーズ進出を目指し、今年も三浦が中心となる。「40は40なりの良さがあるはず。マウンドに上がったら全部勝ちたい」と闘志を燃やしていた。
オーロラビジョン

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