大和の守備力は健在だ。不調が続くバッティングでは見せ場が少なくなっているが、センターでの守りは相変わらず完ぺき。特に「ダイビングキャッチ」にはこだわりを持っている。
4月7日の
DeNA戦(甲子園)の2回二死二塁、筒香のセンター前のライナー性の打球に飛びついた。完全捕球とはみなされなかったが、果敢なチャレンジだった。
また4試合ぶりにスタメン出場した同12日の
広島戦(甲子園)でも6回無死二塁の場面で、天谷の右中間への打球をダイビングキャッチした。
「捕れると思ったら突っ込んでいく」という大和だが、「それはジャンプではない」ともいう。つまり低い姿勢からヘッドスライディングをするイメージだというのだ。
ただ単にダイビングするのではリスクが高過ぎる。地面ぎりぎりのところでも打球は変化する。だからできるだけ我慢して、「いざ」という瞬間に飛び込むのが大和流なのだ。
それが顕著だったのが4月1日の
ヤクルト戦(神宮)だった。7回に
雄平の打球にダイビングしたが強風の影響を受けて後逸してしまった。
昨季はプロ初のゴールデングラブ賞を受賞。本人も「センターでもう1度獲りたい」と意欲を示す。そのためには課題の打力向上で出場機会を増やしていかなければならない。
その課題の打撃は、オープン戦から引き続き開幕からも調子が上がってこないままだ。広い甲子園を持つチームにあってレベルの高い守備力はチームにとって欠かせない。攻守に勝負強さが身につけばセンターは大和のものだ。