
昨季、四番に定着した吉田正だが、慢心はなく、さらなる成績向上を誓う
吉田正尚にとって妻と乗り越えた1年だった。
昨年12月の契約更改後の会見の席で、2017年10月に管理栄養士のゆり香さんと結婚していたことを公表した。愛妻について「生活面でもサポートしていただきました。2人で1年を乗り切った」と感謝を込めて振り返った。
過去2年は腰のケガに泣かされシーズンの大半を棒に振った。結婚して迎えた昨季は、試合中に2度の負傷交代を余儀なくされるなど、離脱のピンチはあった。
それでも、妻の支えにも助けられ、全143試合出場、打率.321、26本塁打、86打点をマーク。文句なしの成績を残して、結婚を発表した。
オフには、愛妻との時間も大切にすると話す吉田正。「野球選手は、本当に1年の半分は家にいない。オフは一緒に旅行とか行こうかなと思います」と笑顔で明かした。
一方でオフ期間は、
阪神・
糸井嘉男、
ソフトバンク・
柳田悠岐との自主トレや、アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏のもとでのトレーニング指導も行う。公私ともに充実のオフを過ごし、さらなる飛躍を目指している。
18年の結果に慢心はなく「打撃ですべてのタイトルを狙っていきたい」と打撃部門総ナメを目標に掲げた。昨年は家族を持ち、選手としても人間としても大きく成長を見せた1年だった。
これまで、打撃主要部門は入団からすべて右肩上がり。19年もパワーアップした吉田正をファンに披露してくれるはずだ。
写真=BBM