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日本ハム・渡邉諒 過去3年無類の強さ誇る真夏到来で本領発揮を!/夏男の季節

 

強打の二塁手として台頭した得意の季節で調子を上げていきたい


 過去3年、真夏の8月に結果を残して主力としての立ち位置を確立した渡邉諒。2018年は7月下旬に1試合2本塁打でインパクトを残し、8月は月間打率.339をマークしてブレーク。強打の二塁手として台頭した。19年も7月にグッと調子を上げ、8月の月間打率は.306。コロナ禍で開幕が遅れた20年も8月の月間打率は.374と夏場には無類の強さを発揮している。

 今季も、本領発揮の夏としたいところだ。ここまでは不本意な成績と言っていいだろう。6月までの打率は2割前半に低迷。特に6月後半はチームの勝敗に直結するような攻守で精彩を欠く場面が多かった。主力として出場し続けるからこそ、求められるハードルも高くなり、1つの結果がチームに及ぼす影響も大きくなる。それほどに存在感が増したのも、過去3年間の夏場に成績を残して足場を固めてきたからだ。

 6月29日の楽天戦(楽天生命パーク)では、実に20試合ぶりとなるホームランを放った。代名詞である直球破壊王子の名に恥じぬ、真っすぐをとらえてバックスクリーンへ放り込んだ2号ソロ。「ヘッド(小笠原コーチ)や信二さん(高橋コーチ)、西川さんに色々とアドバイスをもらっていたので、感謝の気持ちがスタンドまで運んでくれたと思います」とコメントしたように、周囲とも積極的にコミュニケーションを取りながら必死に打開を図っている。まだシーズン半ばで挽回の余地も残る。得意の季節へ向けて、着実に打撃の状態を上げていきたい。

写真=BBM
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