交流戦で、さらにチームに勢いをもたらす。西川龍馬が、かつてプレーしたセ・リーグとの対決を心待ちに。今季の交流戦は6月3日の
広島戦(京セラドーム)からスタートし、同3連戦は3試合連続安打をマーク。2016年から8年間を過ごした古巣を相手に、まずは“恩返し”の一打を放ってみせた。
5月25日の
ソフトバンク戦(鹿児島)では、プロ野球史上322人目となる通算1000安打を記録した。初回に右翼席へ先制の2ラン本塁打を運び「まさか(ホームランを)打てると思ってなかったですけど、最高の結果で決められたので良かったです」と笑顔で振り返った。
節目の一本は、通算1003試合目で到達。8年間を過ごした広島では815本の安打を積み重ね、昨季に移籍したオリックスで185本目となる一本だった。
今年12月で30歳を迎える今季は、プロ10年目。ベテランに域に入る中で「(オリックスには)若い選手も多いので。勢いをバァッと持ってきてくれる選手がたくさんいる。僕らは毎日、結果を出せるように準備して試合に臨むだけです」と、非凡な打撃技術を持つ巧打者が、静かに胸中を明かす。
チームの外野手にはドラフト1位で入団した麦谷祐介、同じ22歳で高卒5年目の
来田涼斗ら、フレッシュな面々が目立つ。
「自分には自分の役割があると思うので。彼らにも彼らの役割がある。目の前の試合を一つずつ勝てるように備えていくだけです」
大阪で生まれ、大阪で育った天才打者が地元で輝きを増していく。
写真=BBM