頼れるベテランが帰ってきた。3月のオープン戦で走塁中に「右大腿二頭筋筋損傷」のケガを負った丸佳浩が、交流戦前の最終週の初戦となる5月27日の
広島戦(富山)でベンチ入り。9回に代打でいきなり安打を記録して“開幕”した36歳の左打者は、「交流戦男」でもある。
広島時代の2017年には打率.411、5本塁打、18打点を記録し、日本生命賞(当時のMVPに次ぐ賞)に選出された。「個人としても17年に(
ソフトバンク戦で)3打席連続本塁打を打ったことはすごく覚えています」と、打ちまくった記憶は鮮明だ。
昨年も18試合に一番打者として先発し、73打数23安打で全体9位の打率.315、1本塁打、10打点、9四球をマークして打線を引っ張っただけに、今季もパ・リーグの投手を相手にどんな打棒を見せるのか、大きな期待がかかる。
悔しいケガで出遅れはしたが、ファームでじっくりとリハビリに励み、今季初昇格前の二軍戦では全盛期を思わせる逆方向への左越えの本塁打を放り込んだ。巻き返しの機運が高まる中、本人は「ケガをしてしまったことでウダウダ考えても仕方がない。今から取り返そうと思って肩肘張ってもよくない。自分のキャパシティーの中で、できることをしっかりやりたい」とサラリ。この落ち着きぶりが、逆に頼もしい。
主砲の
岡本和真を故障で欠き、ベテランでは
長野久義、
坂本勇人がともに不振で二軍調整中を強いられている。若いチームを、背番号8が支える。
写真=BBM