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ヤクルト・奥川恭伸「イニングを食える投手に」チームの柱への覚悟/待ち遠しかった開幕

 

今季初先発登板となった4月2日の広島戦(神宮


 真価が問われるシーズンが始まった。プロ7年目の奥川恭伸にとって結果を求められる一年で、目標を「規定投球回(143)到達」に設定。先発ローテーションを守り切り、チームの柱となる覚悟だ。

「勝ち負けはどうしても難しい。イニングをたくさん投げられているということは勝てていると思うので、イニングを食えるピッチャーになりたい」

 充実のオフシーズンを過ごしてきた。昨年10月から秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」と愛媛・松山市での秋季キャンプで実戦と練習を重ね、自身の感覚を研ぎ澄ましてきた。今春の一軍キャンプ期間中は投げ込みをしながら、投球フォームの成熟に努めた。

 「球数を重ねていくと、その力感の中で力を入れる感覚が出せるようになってくる。力まずに140キロでもいいから、その力感の中で150キロに上げていく。頭で考えるよりも、体が覚えていく。規定投球回を目標にしているので、シーズンで楽に投げられますし、質、コントロールも改善できる」

 追求してきたのは「脱力して出力を上げる」投球フォーム。オフには、スライダーの改良にも着手し、レベルアップを図ってきた。池山監督も「彼がイメージしている投球術がレベルアップしていけば、球数やイニング数、勝ち星が伸びてくる。意気込みと自覚は大いにこちらにも伝わってきているし、軸になるような責任感は持っていると思う」と期待を寄せる。

 4月2日の広島戦(神宮)に今季初の先発登板。最速153キロの直球の球威、制球ともに抜群で、5回2死までパーフェクト投球。白星こそつかなかったもののサヨナラを呼び込み、開幕5連勝に貢献した。「試合をつくることができたと思います。しっかり真っすぐで押しながら、スライダーも良かった。こうやってゲームに勝てたことが良かったです」。チーム浮沈のカギを握るピースとしてフル回転だ。

写真=BBM
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