入団直後にトミー・ジョン手術を受け、1年半はリハビリ生活。プロ入り3年目の今季、プロ入り初の二軍登板を果たし、徐々に大事な場面を任され、支配下登録をつかんだ。躍動感あるフォームから投じるボールは、相手に流れを渡さない。地道に積み重ねてきた努力が、ようやく成果として現れている。 取材・構成=壁井裕貴 写真=湯浅芳昭 プロ入り3年目にして、初めて開幕からマウンドに上がっている。2023年の入団直後から1年半に及ぶリハビリ生活を経て、昨年6月に実戦復帰を果たす。オフにはアジアウィンターリーグベースボール(台湾)に参加し実戦感覚を取り戻してきた。今季は20試合に登板し、防御率1.11と抜群の安定感で7月25日に支配下に登録された。課題だった制球力が改善し、自慢の直球は威力を増している。マウンドに上がれるよろこびを知る左腕は、活躍の舞台を一軍に移す。 ──今季のこれまでの成績を振り返ってみて、率直にどう思いますか?
宮崎 だいぶ、いいスタートを切れているなと思います。というのも、昨年はトミー・ジョン手術のリハビリからのスタート。実戦登板は6月の非公式戦(三軍・四軍)でした。今年は2月のキャンプから思う存分、野球ができています。その中で、二軍ではありますが、結果を残せているので、このまま順調にいけるようにしていきたいです。
──今シーズンが始まる前に設定していた目標は何を掲げていましたか。
宮崎 まずは7月の期限までに、支配下登録されることです。
──支配下登録を目指していく中で、具体的な数字、成績などを教えてください。
宮崎 具体的な成績や数字は特に決めていませんでした。強いて言えば、四球を減らして、三振を増やすこと。昨季は二軍での登板はありませんでしたが、非公式戦ではイニング数(16回2/3)に対して奪三振(15)が少なく、与四球(18)が多かったです。
──数字以外での目標はありましたか。
宮崎 圧倒的に抑えられる投手を目指していました。相手チームから「宮崎が出てきたから、もう駄目だ」と言われることを目標に取り組んでいます。
──昨季と比べても大幅に成績が向上しています。変わったきっかけは何でしょうか。
宮崎 去年の秋から小笠原(
小笠原孝、二軍投手)コーチと一緒にコントロールとフォームを見直したことです。また、昨年12月のウィンター・リーグで実戦の場をいただいて、そのときに「これだ!」というのを見つけられました。
──具体的には?
宮崎 自分の軸を知ることができたのが、大きく進歩したところなのかなと思います。体重移動のときに頭がぶれなくなり、リリースポイントが安定するようになりました。たとえ、試合中に崩れたとしても、ポイントが分かっているので、すぐに修正できるようになりました。小笠原コーチと毎日、いろいろと取り組んでいるからこそ、です。
──昨年までのフォームと違います。
宮崎 昨年の秋からワインドアップを辞めて・・・
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