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立浪和義のコラム

立浪和義コラム「私が選ぶ2019年べストナイン」

 

セの立浪的MVPは坂本勇人[巨人]


坂本の40本塁打は見事


 セ・リーグは巨人、パ・リーグは西武が優勝を飾り、ソフトバンクが日本一となった2019年シーズンから、今回は私なりの視点でベストナインを選んでみたいと思います。

 まずはセから行きましょう。

 投手は巨人の山口俊選手も素晴らしい活躍をしましたが、インパクトではDeNAの左腕・今永昇太選手だと思います。非常に強い真っすぐを投げ、チェンジアップ、スライダーもキレていました。いいときは手がつけられない印象もありましたね。これまで、なかなか2年連続で好成績を続けることができていませんでしたが、2020年東京オリンピックでも間違いなくキーマンになる選手です。オフにはプレミア12にも参加していますし、見えない疲労がかなりたまっているはずですので、まずはオフの間にしっかり疲れを取ってほしいと思います。

 捕手は阪神梅野隆太郎選手。攻守に成長を感じさせる1年でした。一塁手が中日ビシエド選手。全試合出場で、2年連続打率3割台(.315)と非常に安定感があるバッターになりました。セカンドはヤクルト山田哲人選手。今年も攻守走で魅せてくれましたね。

 サードは中日の高橋周平選手。故障離脱の時期もありましたが、ようやく本来の力を発揮し始めたシーズンだったと思います。そして、ショートはもちろん、巨人の坂本勇人選手です。彼はセ・リーグのMVPにもなっていますが、当然だと思います。キャプテンとして優勝チームをけん引し、長身でありながら、あれだけ軽快な守備をして、打っては40本塁打。まさにスーパースターですね。

 外野はレフトがDeNAの筒香嘉智選手、センターが巨人の丸佳浩選手、ライトが広島鈴木誠也選手で、皆さんも異論がないのではないでしょうか。

パは西武勢が多数


パの立浪的MVPは森友哉[西武]


 パ・リーグの投手は、ソフトバンクの千賀滉大選手。球速は年々増していますが、真っすぐのキレ自体は2、3年前のほうがよかったと思います。今季は大きな武器である150キロ超の真っすぐ、お化けフォークに加え、カットボールで投球の幅を広げた印象があります。先発として、より長いイニングを投げたいということでしょうね。

 キャッチャーは、やはり西武の森友哉選手です。フルスイングしながらも要所ではチームバッティングができ、貢献度は抜群です。ほかにも内野では、優勝の西武からファーストに山川穂高選手、ショートに源田壮亮選手、サードに中村剛也選手を選びました。セカンドは西武から楽天に移籍した浅村栄斗選手。勝負強いバッティングが光りましたね。

 外野はレフトが日本ハム近藤健介選手、センターが西武の秋山翔吾選手、ライトがオリックス吉田正尚選手です。リーグを代表するバッター3人が、しっかり自分の力を出したシーズンと言えるでしょう。

 MVPは森選手です。キャッチャーで打率3割という時点ですごいと思うのに、首位打者ですからね。これはもう文句なしです。

■立浪氏が選んだ2019ベストナイン
【セ・リーグ】
投:今永昇太(DeNA)
捕:梅野隆太郎(阪神)
一:ダヤン・ビシエド(中日)
二:山田哲人(ヤクルト)
三:高橋周平(中日)
遊:坂本勇人(巨人)
左:筒香嘉智(DeNA)
中:丸佳浩(巨人)
右:鈴木誠也(広島)

【パ・リーグ】
投:千賀滉大(ソフトバンク)
捕:森友哉(西武)
一:山川穂高(西武)
二:浅村栄斗(楽天)
三:中村剛也(西武)
遊:源田壮亮(西武)
左:近藤健介(日本ハム)
中:秋山翔吾(西武)
右:吉田正尚(オリックス)

PROFILE
立浪和義/たつなみ・かずよし●1969年8月19日生まれ。大阪府出身。PL学園高からドラフト1位で88年中日入団。1年目からショートのレギュラーをつかみ新人王、ゴールデン・グラブに。その後、95年から97年とセカンド、03年にはサードでゴールデン・グラブに輝き、96年にセカンド、04年にサードでベストナインを手にしている。09年限りで引退。通算2586試合2480安打、135盗塁、打率.285。487二塁打は日本球界最多記録でもある。
立浪和義の「超野球論」

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そのときどきで気になった選手や試合、さらに、私が感じたポイントについて書いていきたいと思います。野球をより深く知りたいという方、また、もっともっと野球がうまくなりたいという中学、高校生のみなさんにも参考になる連載になればと思っています。

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