
今季も爆発するか
2020年(令和2年)2月2日に20歳の誕生日を迎え、晴れて成人の仲間入りを果たしたのが
ヤクルト・
村上宗隆だ。高卒2年目の36本塁打、96打点という記録を残したのが10代でのこと。「驚異の」という枕詞が付くのも納得だ。
20歳といえば、お酒が解禁となり、これは成人となった証とも言える。ただしここでも、村上は野球と結びつけることを忘れなかった。20歳の誓いとして色紙にしたためたのは、「二十歳 優勝 ビールかけ参加」だった。
「ビールの味が分からないので、初めて経験するので味わってみたい。ビールかけはゴーグルをして(ビールを)かけられるイメージです」と、歓喜の宴を想像した。
1日から沖縄・浦添でスタートした春季キャンプでは、初日の特打でバックスクリーン上部の電光掲示板に直撃する推定飛距離140メートル弾を放った。
「気候も暖かくて動きやすい環境だったので、思っていた以上にしっかりと体を動かすことができた」
よりマークがきつくなると予想される今季だが、本人がそれを上回る成長を見せ、本塁打量産の予感が漂う。
写真=BBM