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試合の終盤3イニングは盤石の体制を敷くことが重要と語る藪氏


阪神OB・藪 恵壹氏に逆転優勝するために何をすればいいのか、秘策を聞いた。まずは最後の3イニングをしっかり抑えることが必要で、そのためには能見を中継ぎにする妙案を披露してもらった。
取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM

後ろ3回を整備しろ


 シーズンも残り50試合を切りました。ここまで首位の巨人と0.5ゲーム差(8月9日現在)の2位といい位置にいます。これから本番で優勝するためには、昨年の9月以降のように失速しないようにしなければいけません。昨年の失速の原因は中継ぎ・抑えの不調にありました。今年は昨年以上に打線が良いですから、これからはこの中継ぎ・抑えをしっかり整備するべきだと思います。

 そこで提案したいのが、エースの能見篤史を7、8回のセットアッパーで使ってみてはどうかということです。

 彼の強みは三振が奪えること。私が一軍投手コーチをしていた2012年。奪三振のタイトルを獲ってほしいと考え、終盤にリリーフで登板させたことがあります。このときにはしっかりと仕事をしてくれましたから、彼にはその資質も持ち合わせていると思います・・・

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