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特集・2015年プロ野球総括
広島・打線機能せず、投手陣見殺し

 

143試合69勝71敗3分、勝率.493 @ホーム:37勝32敗2分、ビジター:32勝39敗1分、交流戦:9勝9敗 勝率.500 7位


投手力


 エース・前田健太が15勝を挙げて最多勝を獲得、2010年以来の沢村賞に輝く活躍だった。新外国人左腕・ジョンソンは防御率1.85で最優秀防御率のタイトル。メジャー・リーグから8年ぶりにチームに復帰した黒田博樹も「先発として最低限のノルマ」と語っていた2ケタ勝利、11勝。福井優也が自己最多の9勝を挙げ、先発4番手までは安定していた。

 しかし、それに続くはずの大瀬良大地は開幕から9試合に先発した時点で防御率は3.43と責任を果たしていたが、打線の援護に恵まれず、1勝6敗と黒星が大きく先行。これにより中継ぎに配置転換となったことでコマ不足に陥った。12年の新人王・野村祐輔も5勝止まり。最終盤は中4日のスクランブル態勢を取ったが、実らなかった。

 収穫は29セーブを挙げた中崎翔太。クローザーを予定していたヒースが不安定さを露呈し、5月中旬に抜てきされると、150キロ超えの力強い直球を武器に堂々と立ち向かった。8月27日からシーズン終了まで18試合連続無失点の安定感だった。

攻撃力

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