週刊ベースボールONLINE

2020年型三・四番コンビ

広島・鈴木誠也 独自の感性に支えられた旺盛な探求心と自己分析 「中学のころから、自分の打席を客観的に見ている自分がいるんです」

 

昨季は主砲・鈴木誠也の打順も含めて、年間固定ができなかった広島の三番打者と四番打者。しかし今季は、西川龍馬、鈴木誠也の2020年型コンビがしっかりと固める予定だ。攻撃陣を引っ張る2人の進化の軌跡を追う。
文=江尾卓也(スポーツニッポン新聞社) 写真=早浪章弘

身近にいる選手や、動画などからも、常に自らの打撃のヒントを探している。引き出しの多さも大きな武器だ


 凄まじい豪打だった。

 春季キャンプ初日の2月1日、宮崎・日南天福球場。鈴木誠也は昼食時間を利用して特打に励み、一段とスケールアップした姿を披露した。打撃投手を相手に28スイングで4連発を含めてサク越え10本。カーブマシンに対しても、ヒット性の痛烈なライナーを量産してみせた。

「屋外で打つのは久びさだし、ユニフォームを着て初日からガンガンやるとケガのリスクもあるので、あまり力を入れずゆっくりやった。崩れずに打てたのは良かったです」

 ケロリと振り返ったカープの主砲。ランチ特打では以降もサク越えを連発し、視察に訪れた球界のお歴々を仰天させた。広島OBでスポニチ評論家の新井貴浩氏は・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング