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球団別捕手事情2020

オリックス・“守り勝つ”が根底も打力重視なら勢力図に変化?

 

若月健矢を筆頭に高い守備力を誇る捕手は多い一方で、打撃力に課題が残る。そんな中で、今季から強打の頓宮裕真が捕手に再転向。今季、捕手の勢力図は変わる可能性もある。

昨季、リーグトップの盗塁阻止率を記録した“肩”が最大の武器だ


戦況に応じて


 2017年から100試合以上に出場している若月健矢が正捕手に君臨。今年で25歳の若き正妻とあって、今後も長くチームを支えるであろう背番号37の最大の武器は肩だ。昨季はソフトバンク甲斐拓也を抑え、リーグトップの盗塁阻止率をマーク。17年=.255→18年=.306→19年=.371と同阻止率は右肩上がりを続け、昨季の捕逸、失策ともにわずか3と、守備力の高さを見せている。とはいえ、昨季のチーム防御率は4.05でリーグ5位。“失点”に目を向ければ、決して褒められる数字ではない。当然、若月自身も承知のうえで「とくに先制点を与えたあとの失点を減らさないといけない。粘って“なんとかなる”という試合を増やしていけば、もっと戦える」と課題を心得る。

 ただ・・・

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