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2020ユニフォーム大特集 グラウンドに咲く花

日本代表・10年ぶりに世界の頂点に立った“日の丸”/日本代表ユニフォーム事情

 

ここでは初めてナショナルチーム同士の対戦となった1984年のロサンゼルス五輪から、現在までの日本代表のユニフォームの歴史を見ていこう。

最新ユニフォーム紹介


サプライヤー:asics(2017〜)

2017-現在 HOME

2017年のWBC後、アシックスとダイヤモンドパートナーシップを締結、現在のユニフォームに。ホームのストライプは継続で、前立てにラケットラインがついた/DeNA山崎康晃


 3連覇を目指した2013年のWBCは準決勝で敗退し、世界一奪回を目指すために野球日本代表の常設化が決定、12年に現役を引退していた小久保裕紀が監督に就任した。これまでは国際大会のたびにユニフォームのデザインが変更されたが、これを機にユニフォームも全世代で統一(ミズノ)。ホームが白ベースにストライプ、ビジターが紺ベースにストライプと現在のベースとなるデザインに。首周りのラインなどディテールの変更はあったものの、同モデルを基本に17年のWBCまで戦った(準決勝敗退)。

 その後、同年7月の稲葉篤紀監督就任を前にアシックスがダイヤモンドパートナーとなり、ユニフォームも一新。新コンセプトは「ファンと選手をつなぐユニフォーム」。古来、侍が戦に勝ちをもたらすとして甲冑を染め上げた「青褐色(あおかちいろ)」、神聖と清浄無垢の象徴である「真白(ましろ)」、日の丸の赤である「紅色(くれないいろ)」、優美さと力強さの象徴である「黄金色(こがねいろ)」の4色が採用されている。さらにストライプ部分には「輪つなぎ」という日本の伝統的模様を盛り込み、全世代世界最強を目指すために最も必要な「ファンと選手を無数につなぐ輪」が表現された。前立てにラケットラインがついたのも特徴だ。19年11月には第2回プレミア12で初優勝。10年ぶりの世界一となったユニフォームで、東京五輪でも頂点を目指す。

編集部厳選18着!!歴代ユニフォームセレクション 世界一奪回を目指して、“1984年のタテジマ”が復活


1984 HOME ロサンゼルス五輪

Vネックのプルオーバーにストライプ、大きな日の丸も特徴的。公開競技ながら金メダルを獲得/野球殿堂博物館所蔵


84年と06&09年が最強

 日本代表のルーツは1931年の日米野球に遡るが、初めてナショナルチーム同士の対戦となった、84年のロサンゼルス五輪以降・・・

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