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2020ドラフト特集

スカウト最前線&1位指名予想 高校、大学、社会人話題の「対象選手」チェック

 

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が解除された6月以降、NPBスカウトの動きが活発化してきた。公式戦の中止が相次ぎ、例年に比べると視察回数は限られるが、対象選手の現状と将来性をチェック。スカウト戦線を追ってみた。

NPBスカウトの視察は6月1日に解禁。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、活動する時間は限られるが、例年以上に細部まで調査する[写真=太田裕史]


高校生1位候補が大学進学の意向表明


 今年に限らず、ドラフト対象選手視察の最優先は最も早く“引退”を迎える高校生だ。全国各地では練習試合、甲子園につながる地方大会の中止を受けた「独自大会」が開幕し、各NPBスカウトは精力的に動いている。「救済措置」として8月29、30日(甲子園)と9月5、6日(東京ドーム)に日本高野連とNPBが主催する「合同練習会」が東、西の会場で行われる。プロ志望届を提出する球児が集まる機会で、双方にとって有益な時間になりそうだ。

 最近3年の高校生ドラフト1位の人数を見ると17年は5人、18年は5人、昨年は7人。各球団とも甲子園で活躍した球児の「将来性」を高く買う傾向にあった。今年は前述のように、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による公式戦の中止を受け、真剣勝負を視察する機会が少なく、各球団とも最上位の指名を回避する可能性がある。中でも「1位有力」と言われていた・・・

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