激戦となった日本シリーズ全6戦を、東京2020オリンピックで日本代表コーチを務めた井端弘和氏が徹底解説。現役時代は5度のシリーズ経験(日本一1度)を持つ“名手”が、勝敗を分けたポイントに迫る。 解説=井端弘和(東京2020オリンピック日本代表コーチ) 11/24(水) 第4戦@東京ドーム 18:00開始 2時間50分 2万617人 ヤクルト2-1オリックス 
[オ]P山崎颯、●増井、比嘉、富山、ヒギンス-C若月、伏見
[ヤ]P〇石川、石山、清水、マクガフ-C中村
[本]サンタナ(ヤ/2回裏ソロ)
目の前の1球、打者……
41歳のベテラン左腕・石川雅規の真骨頂が発揮された試合でした。のらりくらりと慎重にコーナーを出し入れしたかと思えば、簡単にストレートでストライクをポンポンと奪う。6回で降板するまで5つの三振を奪っているのですが、すべて4球以内で片付けたものです。3球三振も2つあったように、慎重かつ大胆に、オリックス打線を翻弄しました。
そうなると打者は慌てます。結果、当てにいくような打撃になる。130キロにようやく届く程度の球速の投手に対し、オリックス打線が受け身になっているのが見てとれました。それこそ石川の思うツボで・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン