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鯉爛漫 やっちゃろうやあ!

広島・3連覇時と今季、アレコレ比較 似ている? 違う?

 

今週号の表紙を見て「4年ぶりのVなんて、まだ気が早い」と思っているそこのあなた! 確かに長いシーズンは始まったばかり。それでも夢見たっていいじゃないですか。3連覇を果たした2016、17、18年のチームと今季のチームの戦いぶりを見比べながら、4年ぶりのリーグ優勝へのポジティブ要素を探してみましょう。
※情報はすべて4月24日現在

バンテリンでの中日戦で勝ち越せるようになれば、Vがぐっと近づく!? [写真は3試合で8打数3安打の上本崇司]


【似ている!】開幕1カ月での貯金生活はVへの第一歩


 意外にも大きな意味を持つかもしれない。今季はまだ25試合しか消化していないのだが、15勝9敗1分けと「6」の貯金をつくった。この“貯金”がポイント。2016〜18年の3連覇時も開幕から1カ月たった時点で、すでに貯金生活を送っていた(【表A】)。

【表A】2016年以降の開幕1カ月時点での勝敗表

 反対に、優勝を逃した直近3年間は、19、20年が借金生活。21年に関しては、12勝12敗でプラスマイナスゼロだったが、シーズン最終順位は4位に終わっている。ということは、貯金が「ある」ということが大事になってくるのだ。

 16〜18年、22年の4シーズン中で、一番貯金の少なかったのは16年だが、開幕から1カ月後の4月25日以降、着実に貯金を重ねていき借金生活を送ることなく、9月10日に25年ぶりとなる歓喜の瞬間を迎えている。17、18年も、1カ月後の4月30日以降、借金はなし。特に18年に関しては開幕から一度も借金を抱えることなく、9月26日の3連覇決定まで駆け抜けていった。

 今季も開幕6連勝とあって、ここまでは借金生活なし。18年以来となる一度も勝率5割を下回ることなくリーグ優勝となるか。そのためには大型連敗だけは絶対に避けなければならない。

【似ている!】名古屋での3連敗は気にする必要なし!


 開幕から6連勝と勢いに乗る中で、3カード目の敵地・バンテリンでの中日3連戦に3連敗した際は雲行きの悪さを感じたファンもいるだろう。ただ・・・

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