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サヨナラ、ありがとう 神宮第二球場

 

東京大会準々決勝。神宮第二球場の最後の試合は、日大三高対帝京高の名門校対決。2階席まで超満員[収容約5600人]の観衆で埋まった。ゴルフ練習場[一塁側に打席]は12月末で一旦、営業が休止になる/写真=井田新輔


60年近い球史に幕──。ラストマッチは東京の名将対決


 日大三高、帝京高のシートノックが終わり、先発メンバー発表後、満員の神宮第二球場(約5600人収容)は厳かな空気に包まれた。東京都高野連役員、審判員がマウンド付近に並び、両校もスタンドに向かってベンチ前に整列。1961年の開場から使用されてきた同球場は11月3日、野球場としての最後の日。ラストゲームとなる第2試合を前に「高校野球開催日程終了の式典」が行われた。

 別れを惜しむ熱気は前夜から始まり、熱狂的なファンはシートを張って並んだ。当日券を購入する先頭は、朝5時30分に到着したという。場内では朝5時30分からゴルフ練習場(一塁側)が営業され、8時44分の開門と同時に、ボールの片付け。開門65分後には前例がない「入場制限」が入り、長蛇の列は神宮球場(右翼)に設置された入場券売場から銀杏並木まで続いた。「ダイニ」「ジンニ」と親しまれたゴルフ場と第二球場と、2つの“顔”を預かる古俣尚三場長は言う・・・

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