史上最速で都市対抗の扉を開いたのが、創部2年目のクラブチームだ。南関東二次予選では日本製鉄かずさマジックから金星。オリックスなどで活躍した本西厚博監督の下、平均年齢20代前半のフレッシュな選手たちが、ノビノビとプレーしている。 取材・文=斎藤寿子 写真=福地和夫 明るさがチームの最大の売りであり、どんな相手でも臆することはない
ハナマウイ野球部の運営母体は、デイサービス事業会社の「江東ケアフル」。2017年に女子硬式野球チームが創立し、当初、本西厚博氏は助監督のオファーを受けた。その後、女子チームの監督を務める森賢司社長が、本西氏に白羽の矢を立てた。昨年5月に創設された男子チームの監督に据えたのだ。昨年の準加盟を経て、創部2年目、就任2年目で都市対抗出場へと導いた。
部員21人。そのほとんどが正社員として勤務し、オフシーズンは週4、5日フルタイムで働く。施設利用者の送迎やレクリエーションで楽しんでもらうことが主な仕事だ。若くて元気な選手たちとの触れ合いが、高齢者にとって何よりの楽しみになっているケースもあると言い、選手たちも仕事にやりがいを感じている。
一般的なクラブチームと比べれば・・・
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