課題を克服できないまま、シーズン後半の失速も響いて2年連続5位に沈んだ。結果を残した主力に対して若手の成長が乏しく実力差も大きい現状。チーム力全体の底上げが、2021年の巻き返しには必要不可欠だ。 
再び浮上するために、栗山監督は強い決意で来季に臨む
若手の台頭が急務
2020年は、近年の課題を解消できないまま、昨年に続き5位という結果に終わった。北海道移転後初の2年連続Bクラス。19年シーズンと同じような展開となってしまった。
6月19日の開幕から8月までの62試合は29勝30敗3分で4位。ほぼ5割をキープした。一方で、9月からの戦績は58試合で24勝32敗2分。シーズン後半に限ってはリーグ最下位となる借金8を抱えて沈んだ。夏場に失速して5位に終わった19年と同様、20年はコロナ禍でずれ込んだ“勝負の秋”に勢いをなくした。
低迷の原因は複数ある。体力的、精神的なスタミナ不足に加え若手選手育成の停滞も、その1つだろう。
投打の若手で台頭の兆しを見せたのは
平沼翔太、
野村佑希、
福田俊ら少数。チーム力の底上げがほぼなく、主力と控えの実力差も大きい現状が19年と変わらない状況では・・・
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