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激震STORY

1980年代事件史 誰もが驚いた衝撃のドラマ パ・リーグ編

 

パの事件と言えばやはり南海、阪急の球団身売りになるが、それは別企画で紹介してある。(→「南海ホークスの記憶」「阪急・福本豊インタビュー」)ここでは乱闘、引退騒動などをいくつかピックアップしてみよう。

【事件1】1986年・デービスが東尾を襲撃!


東尾をまさに殴りつけんとするデービス


 異例の乱闘だった。よく突っ込んでいきながらも誰かが止めてくれるだろう、という雰囲気のものがあるが、これはリアルに殴りに行き、投手も逃げずにそれを受けた。6月13日、西武-近鉄戦(西武)の6回。西武の先発・東尾修は一死から四番・リチャード・デービスと対戦。カウント1ボール2ストライクで1球ファウルの後の5球目がデービスのヒジに当たった。その瞬間、怒りの表情のデービスがマウンドの東尾に襲い掛かり、4発のパンチとキック。デービスは退場し、出場停止10日間となった。東尾は驚くべきことに、この試合で完投勝利を飾っている。ただ試合後、パの他球団からは死球王として知られた東尾にも問題ありという声が多数挙がった。デービスは88年大麻所持で逮捕され、解雇になっている。

【事件2】1989年・清原がバット投げの暴挙!


 こちらは逆側の死球王。史上最多の死球を食らった清原和博の西武時代の事件だ。9月23日の西武-ロッテ戦(西武)。西武が7点をリードした4回裏二死一、二塁で満塁本塁打も放っていた清原が打席に入る。このときマウンドの平沼定晴の表情を見て、「狙っているな」と感じたという。その初球、ストレートが清原の左ヒジを直撃。怒った清原はマウンドにバットを投げつけた後、プロレスラー、ジャンボ鶴田のようなジャンピングニーパット。直後、両軍入り乱れての乱闘となり・・・

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