新人年からトミー・ジョン手術を受けるなど苦労をしましたが、昨季、約1年半ぶりに一軍に返り咲き、ほぼ年間を通して先発ローテーションを守って、7勝は立派です。緒方孝市前監督もこの大型左腕を一本立ちさせようと、期待を込めて起用していました。佐々岡真司新監督も緒方監督の下で、ともに彼を見てきたわけですから、同様に起用するでしょうし、注目ですね。 【ポイント】カカトからの着地
昨季はMAX152キロ。ガッチリした体格で、パワーがあるタイプで2020年はエースの
大瀬良大地選手、ジョンソン選手に次ぐ期待の先発ローテーション候補でしょう。
最近の左腕には珍しいワインドアップでのスタートです(写真1)。右足をプレートの後方に引き、写真4で左右の足がクロスするのは、私的には改善したほうが良いポイントですが、写真2で右足を後ろに引く際に、軸足(左足)のツマ先を見るように視線を足元に落とすテクニックを使うことで、写真3の段階で頭の位置が後方にずれることを防いでいるので、頭の位置のブレという部分では問題ないでしょう。ただ、引いた足を上げるときに、大きく回してくることには変わりはないので(つまり、ムダな動きです)、この部分は残念です。
写真5のように右足の高さはまずまず。写真4の“クロス”がなければ少ない動きでもっと高く上げることができていたでしょう。ハンズセパレーションは早く、写真8ではグラブを頭の高さまで上げていて、軸の傾きも良いと思います。気を付けてほしいのは・・・
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