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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】ヤクルト・高橋奎二「始動から真っすぐに立つまでは完璧で、まるで“ライアン”。左手の使い方と、シフトチェンジに改善の余地あり」

 

今季は一時、開幕投手候補にも挙げられるなど、急成長を見せる左腕です。昨季は先発ローテーションに組み込まれて20試合に登板、4勝にとどまりましたが、ポテンシャルを感じさせてくれました。高卒5年目の今季が勝負の1年だと思います。



【ポイント】高く上がる右足


 ノーワインドアップで左右の足をクロスせず、始動はすべてプレートよりも前で行っています(写真1〜)。こうすることで常に頭が軸足(左足)の真上にあるので目線がブレず、かつ上半身にも下半身にも余分な動きが必要なく安定するため、写真3、写真4のように非常に高く右足を上げることができています。写真3ではツマ先が頭の位置まで上がっていますね。かつてノーラン・ライアン(元エンゼルスほかのMLB324勝投手)は「(右投手の場合)左足のヒザと左肩がぶつかるくらいまで上げる」ことを推奨していましたが、左腕の高橋選手は右ヒザが右肩にぶつかるくらいまで高く上げています(※高校時代、“古都のライアン”と呼ばれていたそうですね)。今季、ロッテにドラフト1位で加入した佐々木朗希選手も同様(彼は右です)ですが・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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