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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】巨人・岡本和真「トップからインパクトまでは非常に小さく、コンパクト。必要な分、前に移動しつつ、軸回転で飛ばす理想的なフォーム」

 

日本シリーズは残念でしたが、短期決戦では仕方がないこと。ペナントレース中の活躍が色あせることはありません。過去2年で30本塁打&90打点超と四番打者らしい働きを見せてきましたが、今季は打点(97)と本塁打(31)のタイトルを獲得するなど、チームの連覇にも大きく貢献しました。120試合制でこの数字もすごいですが、これが143試合制であれば単純計算で116打点、37本塁打ペース。得点圏打率も.347ですから、本当に勝負強いバッターだと思います。



【ポイント】トップと割れ


 広島鈴木誠也選手と同様に、岡本選手も毎年1度は解説をする楽しみなバッターです。昨年はやや調子を落としている時期の写真で、テークバックの際に2度後ろに引くことで後ろの動きが大きくなってしまい、タイミングが合っていなかったのですが(※昨季は30本塁打超ですが、打率が2割6分台でした)、今回は写真2〜写真6のようにテークバックはシンプルかつコンパクトでとても良いですね。その後、トップでグリップの位置がピタリと決まる。これは最初に構えた写真1からトップの位置・高さ・形を意識しているからで、写真6の位置にシンプルに引いてくるだけというのも◎だと思います。また、写真6では上下の割れが見事にできていて、この1枚から自分の間合いに相手ピッチャー(のボール)を引き込んでいることがはたから見てもよく分かります。

 そして今年の特徴が・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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