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広島 大瀬良大地投手&福井優也投手・先発陣の救世主に

 



 首位を独走する広島。25年ぶりの快挙に向け、後半戦のキーマンは投手陣になる。緒方監督が名指しで指名したのが福井優也大瀬良大地だ。後半戦は7月26日から6連戦が3週続く。さらに1週を挟んで、再び6連戦が2週。「投手を中心とした守りの野球」を掲げる広島にとって、2投手の復活は大きなカギを握っていることは疑いようがない。「彼らが戻ってきて、試合をつくってくれれば流れに乗っていける」と指揮官も期待を寄せる。

 チームは6連戦が8週続く5、6月を乗り切り、後半は怒とうの連勝で流れに乗った。中村恭、戸田、岡田、九里が先発ローテーションの5番手、6番手に入り試合を懸命につくってきた。ただ、ここに来て中村恭らは調子を落としている。再び始まる6連戦を勝ち抜くには、福井と大瀬良の復活が必要不可欠というわけだ。

 キャンプ中に故障した大瀬良は6月2日に実戦復帰。徐々に段階を上げ、7月10日は8回途中2失点。一軍復帰を秒読み段階とさせる好投でアピールした。福井も7月14日時点でウエスタン・リーグ8試合に登板して防御率は2.72。課題だった制球面も克服の兆しを見せている。福井は昨季9勝をマーク。大瀬良も2014年に新人王を獲得するなど実績も経験もあるだけに、計算が立つ。ファンにとっても待望の選手で、快進撃を加速させる可能性が高い。

 厳しい夏場のマウンドを2人の快投が支えるはずだ。
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