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日本ハム・谷口雄也 地獄を見た男のまばゆい輝き/復活の1年

 

今シーズンはケガから復帰して一軍でも印象的な一打を放った谷口


大ケガを乗り越え、たくましくなった。谷口雄也が復活のシーズンで奮闘している。5月12日の西武戦(札幌ドーム)では1088日ぶりの本塁打をマークした。「気持ちよかったですね」と2016年5月19日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来のアーチに笑顔を見せた。

 空白期間は長かった。17年2月のアリゾナキャンプ中に右ヒザを負傷。帰国後の同年3月3日に札幌市内の病院で精密検査を受けると「右膝前十字じん帯損傷」と診断された。間もなく手術を受け、試合復帰までは約7カ月とされた。ウォーキングから始まった地道なリハビリを経て、実戦復帰できたのは同年10月30日。宮崎でのフェニックス・リーグで1打席に立って17年シーズンは終わった。

 昨シーズンは二軍戦でしっかりと実戦感覚を取り戻していった。18年9月29日に2年ぶりの昇格を果たし、最終的には6試合に出場。完全復活への足掛かりをつかんだ。迎えた今シーズンは開幕一軍メンバー入り。登録抹消を繰り返す立場ではあるが、役割を問わずに自身の調整をしっかり行ってきた。代打としても勝負強さを発揮するなど、自慢のパンチ力ある打撃はこの男の大きな武器だ。

 ここまで29試合に出場。少ないチャンスの中で挙げた10打点は価値ある数字だ。その1つが7月31日の楽天戦(札幌ドーム)での決勝二塁打。清宮の代打として試合を決めた。試合後には4年ぶりのお立ち台へ。地獄を見た背番号4の輝きはまばゆい。

写真=BBM

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