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広島・田中広輔 打率1割台。復調待たれる本来のリードオフマン/“春の誤算”喜怒哀楽

 


 3連覇を支えたリードオフマンの苦戦が続いている。田中広輔は春季キャンプ、オープン戦と好調をキープし、7年連続の開幕スタメンに名を連ねた。最初の10試合は一番に座ったが、打率が1割台と低迷し、4月9日からは下位打線に打順を落とした。一方「タナキク」の愛称で長年二遊間コンビを組む菊池涼が開幕から好調で、田中広に代わって一番打者としての役割を果たしている。

 打撃の不調が影響しているのか、守備でも精彩を欠いている。4月20日時点で早くも3失策。記録に残らないミスも目立つ。攻守でピリッとしない田中広輔に、昨オフに就任時からキーマンに挙げている河田雄祐ヘッドコーチは「まだカード一回りしただけ。これから彼なりに頑張ってやってくれればいい。まったく僕は心配してない。実績のある選手だから、すべての面で結果を出してくれたらいい」と言う。ただ、どこかで浮上のきっかけをつかまなければ、スタメンを外れるのも時間の問題だ。実際、4月20日のヤクルト戦(マツダ広島)では、ショートのスタメンを三好に譲ることになった。

 チームは開幕から上々のスタートを切った。打撃好調の菊池涼介を筆頭に、鈴木誠也西川龍馬に加え、途中で一軍に昇格した安部が打線を引っ張っている。しかし、田中広輔の復調なしには勢いに乗ることは難しい。本来の定位置である「一番」に戻ることができれば、上位への浮上を目指すチームにとっても追い風となる。

 昨季は国内フリーエージェント権を取得したが、「カープというチームが好きですし、今まで戦ってきた仲間とまだ野球をやりたい」と広島残留を選択した。早い復活が待たれる。

写真=BBM          
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