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日本ハム・清宮幸太郎 もがき続けたイースタン本塁打王/わがチームの“○○王”

 

今秋はBIGBOSSの助言もあり、体のキレを出すよう減量を試している。何かを変えようとする気持ちは強い


 チームトップの19本塁打を放ったのが清宮幸太郎だ。シーズン終盤は西武渡部健人とし烈なキング争いを繰り広げ、初タイトルを分け合った……これはイースタン・リーグでの話。4年目の清宮は今季、一軍昇格は最後まで見送られた。その分、二軍で徹底的に自分の打撃を見つめ直し、試行錯誤した結果の1つが、イースタン本塁打王だった。

 もちろん満足の結果ではなかった。「1年目は(イースタン・リーグで)今年の1/3くらい(182打席)で17本。それに比べたら本当に物足りない」と、自分へのふがいなさを表した。入団当初から求められている長打力。一軍では昨季まで3年連続で7本塁打……止まりと言ってもいいだろう。周囲も自分自身も、期待はもっと高いところにある。

 覚醒した姿が早く見たい。その姿は栗山英樹前監督への恩返しにもなるはずだ。清宮のイースタン本塁打王が確定した10月3日、栗山前監督は「オレはタイトルは取れなくても自分の力なりにホームランの数を打つほうが意味があると思う。(タイトルを)取ったからって良かったですねと言うつもりはない」と、期待の高さゆえの“苦言”を呈した。

 誰よりも清宮に厳しい要求を続けてきたのは周知の事実。1年目から一軍で使い続けたのも、あえて今季は二軍でもがかせたのも栗山前監督だ。その愛情を理解する清宮も「いつか絶対、恩返ししたい。このままじゃ終われない。まだ(恩を)返せるチャンスはあると思っています」と言う。来季は一軍で本塁打キングを――。覚悟を持って臨む。

写真=高原由佳
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