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中日・ロドリゲス 中継ぎ転向で本領発揮/序盤戦MVP

 


 ドラゴンズが開幕から奮闘していたが、交流戦前に今季初の5連敗。5月23日現在で20勝24敗の借金4となっている。

 投手陣の中で目立つのが、ジャリエル・ロドリゲスだ。今季からリリーフに転向し、「8回の男」として君臨している。

「先発をずっとやってきていたので、慣れるまでプレッシャーを感じていた。たとえ1球でもミスをしたら負ける場面での登板。初球から全開でいかないといけない。すごくやりがいを感じている」

 昨季は12試合のうち11試合で先発し1勝4敗、防御率3.65。61回2/3を投げて61三振を奪った一方で43四死球と安定感に欠けていた。当初8回はソフトバンクから移籍した岩嵜翔を据える予定だったが、開幕直後に故障で離脱。150キロ台後半の直球と多彩な変化球を誇るロドリゲスに白羽の矢が立った。

 すると開幕から10試合連続無失点をマーク。その間10回1/3で四球はわずか1。4 月20日のヤクルト戦(バンテリン)では直球も自己最速タイの159キロをマークするなどコンディションも良い。絶対的守護神のライデル・マルティネスにつなぐ大切な役割をきっちりとこなしている。

「すべての試合で『1本もヒットを打たれたくない』という気持ちでやっている。すべての試合が記憶に残っているぐらい、相手と戦うことができていると思う。ドラゴンズのブルペン陣は素晴らしい。自分もしっかりやっていきたい」とロドリゲス。立浪監督が「12球団トップでしょう」と語るブルペンの中心に頼れる右腕がどっしりと構えている。

 8回のロドリゲスから9回のR.マルティネスへのキューバ継投は勝利の方程式。ただ、この継投になかなか持ち込めなくなっている。交流戦からの巻き返しに期待したい。

写真=BBM
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