出番が与えられると、しっかり役割を果たす柴田
ベンチを安心させる、球界屈指の守備力を誇る。国学院大から2016年にドラフト3位で入団し、今季8年目を迎える
柴田竜拓。167センチの小兵の内野手は本職の遊撃のみならず、二塁や三塁に入っても抜群の守備力を発揮し、至高のユーティリティープレーヤーとしてチームを支えている。
特に今季は34歳の正三塁手、
宮崎敏郎が開幕からハイアベレージを残す一方で、コンディション不良を理由に休養としてスタメンを外れる試合が増えている。その状況でも柴田は起用された試合で高い守備力を発揮し、ボール球を見極めて出塁する打撃や犠打などの小技もきっちりとこなし、チームにしっかりと貢献している。
7月2日の
中日戦(横浜)では、右脚の張りで万全でない宮崎に代わって七番・三塁で先発出場。4月25日以来、今季2度目のスタメン起用だったが、3打席で2四球1犠打ときっちり役目を果たした。この試合は特別イベント「ポケモンボールパーク ヨコハマ」が開催され、斬新なピカチュウヘルメットを着用してプレーしており、
三浦大輔監督は「しっかりと打席でできることをしていて、守備は申し分ない。一番ヘルメットが似合っていたなと思って見ていた」と笑顔で語った。
与えられた出番で結果を残し、試合終盤の難しい守備固めも盤石。そんなユーティリティーの存在を、指揮官も「チームにとって大きいと思います。守備固めでもそうですし、時にはスタメンでも、貴重な存在だと思います」と強調した。
写真=BBM