東邦ガスとの1回戦。1点を追う北海道ガスは6回裏四番・寺田のソロ本塁打で追いついた。右端は清水監督[写真=佐藤真一]
完全燃焼を目指した創部4年目の初出場
創部4年目にして悲願の二大大会初出場を遂げた。北の大地から近畿地方へ乗り込んだ北海道ガスナインは、日本選手権1回戦で東邦ガスとの“ガス対決”に臨んだ。
先発の右腕・大城祐樹(桐蔭横浜大)が、4回表に打球を左ヒザ付近に受けるアクシデントに見舞わる。だが、この回を気迫の投球で、1失点でしのぐと、6回裏に四番・
寺田和史(東北福祉大)が文句なしの同点弾をライトスタンドにたたき込む。
8回表に勝ち越しを許すが、9回表二死走者なしの場面で、大城の右腕が唸りを上げた。
「攻撃に勢いをつけられるよう、この試合で唯一、三振を狙いました」
高めのストレートに相手の四番打者のバットが空を切ると思わず、吠えた。8回表からマスクをかぶった主将・中林健吾(早大)は「リードしている終盤のピンチで見たことはあるんですけど、負けている展開であんな気持ち出して投げているのは今まで見たことなかったので、こちらも震えました」と明かす。
ところが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン