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球界デキゴトロジー/6月10日

桑田真澄が初めてメジャーのマウンドに(2007年6月10日)

 

メジャーでは19試合に登板し、0勝1敗、防御率9.43に終わった


 野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2007年6月10日だ。

 2006年末、パイレーツとマイナー契約を結んだ桑田真澄。この日の前日、故障した選手に代わって傘下の3Aインディアナポリスからパイレーツに昇格することになった。9日早朝にインディアナポリスを出発し、夕方にニューヨークに到着。ヤンキース戦がデーゲームだったために、球場ではなく宿舎でチームに合流した。背番号は巨人で着けていた「18」に決まった。

 翌6月10日(日本時間6月11日)のヤンキース戦でさっそくベンチ入りすると、6対8とリードされた5回に3番手として念願のメジャーのマウンドに立った。

 5回は無難に抑えたものの、6回にアレックス・ロドリゲスにスライダーを打たれ、右翼席への2ランとなり2失点。その後、松井秀喜との対戦は四球だったが、後続を抑えてマウンドを降りた。

 試合後、桑田は「いい思い出と苦い思い出と両方経験した。(A-ロッドには)投げた瞬間、やられたな、と。(松井には)本塁打だけは打ってくれるなと思った」と語った。

写真=Getty Images
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