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小松涼馬[帝京]抜群の身体能力誇る名門の“忍者”/東東京注目プレーヤー

 

7月6日に高校野球東東京大会の開会式が行われる。果たして、甲子園の切符をつかむのはどのチームか。熱戦の主役となるであろう、注目選手をクローズアップする。

帝京・小松涼馬


小松涼馬(こまつ・りょうま)
2002.7.25生/172センチ72キロ/右投右打/2年

「Yo soy NINJA!」

 昨年12月。東京都高校選抜メンバー中唯一の1年生・小松涼馬は、レセプションでの自己紹介をスペイン語で「僕は忍者です!」とやった。「何か面白いことを言え、と指示があって」と本人は照れる。だが5試合を1勝3敗1分けのチームにあって、開幕戦では4打数2安打3打点。野球強国・キューバのU18代表を相手に気を吐いた。

 富田林リトル出身で、地元のPL学園にあこがれたが休部。帝京に進むと「兄2人は2006年夏の智弁和歌山戦を見ていて。僕は体も大きくないので、『通用するのか』と心配していた」が、1年夏から定位置を獲得した。

 この春の大会後に発症した腰痛も「もう問題ない。忍者のような素早い動きを見せられたらと思います」。

文=楊順行 写真=BBM
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