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川口和久WEBコラム

争奪戦の秋山翔吾にはハマの風が合っている?/川口和久WEBコラム

 

故郷に錦もいいんじゃないかな



 MLBパドレスのマイナー3Aエルパソを退団した秋山翔吾が6月20日、帰国した。

 西武ではシーズン216安打もマークした安打製造機だ。WBCなど国際大会にも強かったから期待していたが、故障もあってメジャーでは結果を出せなかった。

 すでに古巣西武とソフトバンクが獲得に動き出しているというが、彼からしたら「一番やりがいのある球団はどこか」という選択になるだろう。たぶん、お金はもう十分持っていると思うからね。

 そうなると、2つのうちなら西武だろうが、俺が入ってほしいなと思うのは、2年連続最下位の可能性もある横浜DeNAベイスターズだ。

 試合の解説をすることも多いんで、もう少し元気になってくれないとやりがいがないし、勝てば仕事が増えるかな、という個人的事情もある(笑)。俺がどう思おうが秋山にもベイスターズにも、余計なお世話であることは分かってるけどね(笑)。

 秋山は出身が神奈川県横須賀市で地元だし、今のベイスターズ打線には佐野恵太はいるけど、牧秀悟宮崎敏郎ネフタリ・ソトが右でしょ。森敬斗ら楽しみな若手の左はいるが、彼らは足も絡めてというタイプ。秋山もアベレージヒッタータイプではあるが、横浜スタジアムが本拠地ならホームランを期待できる長打力はある。

 まだ34歳、野手としては脂が乗り切っているぎりぎりくらいの年齢だが、彼が加わり、さらにタイラー・オースティンが戻ってきたら、まさに令和のマシンガン打線になり、台風の目になることは間違いない。

写真=BBM
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