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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「ピッチクロックで『野球』が『ベースボール』になる?」

 

ピッチクロックバイオレーションを宣告され、球審に確認する大谷 Photo by Getty Images


イチローならどうなる?


 カープの開幕前の下馬評は低く、最下位予想が多かったが、俺は優勝と予想した。OBとしての期待込みだが、大穴狙いというわけではない。セ・リーグは3位から最下位までが2.5ゲーム差だった昨年同様、戦力が拮抗し、どこが飛び出すか分からないと思っている。

 開幕から4連敗と、不安視された得点力不足は解消されていなかったが、4月6日の阪神戦(マツダ広島)での雨天コールドの初勝利から4連勝と持ち直した。今のところヤクルト、阪神の2つが安定した戦いをしているが、抜き出て強いとは思えない。まだまだ混戦が続くだろう。カープには台風の目となってほしい。

 ただ、今、一番気になっているのは日本ではなく、MLBで採用したピッチクロックだ。基本的には、打者間が30秒以内、捕手から球を受けたら走者なしでは15秒、ありでは20秒以内に投げなきゃいけないというルール。日本でも15秒ルールはあるが・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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