
今季から新たに3年契約を結んだ原監督[右]。セは巨人が優勝候補の筆頭だ[写真=BBM]
巨人と阪神の違い
今週号はシーズン大展望号ということで、編集部からセパの順位予想を頼まれた。この時期は毎年恒例のことだが、現時点での私なりの予想を率直に述べていこう。
まずはセ・リーグからだが、優勝は巨人。昨年終盤の失速ぶりはひどいものだったが、今年はその反省も強く、きっちり巻き返してくると思われる。もともと戦力はある。
坂本勇人、
丸佳浩、
中田翔らベテラン勢がきっちりと働き、
岡本和真が四番としてすごみをきかせれば、打線は問題ない。投手陣も
菅野智之が本来の力を発揮できれば、若手も台頭してきている。長いシーズンをトータルで考えたら、やはり優勝に最も近いチームと言える。そして何よりも
原辰徳監督が3年契約を結んだことが大きい。あとで述べるが
阪神とは違い、これが選手にとって大きなモチベーションとなる。
2位は
ヤクルトだ。
山田哲人、
村上宗隆を擁する打線は巨人よりも迫力があるし、ここは他球団と違って、一番から八番まで打線が厚い。日本一になったことで自信を持って戦うことができるのも大きいだろう。ただし、連覇というのは言うほど簡単ではない。それは
高津臣吾監督が一番よく分かっているはずだ。日本一の疲れも少なからず残るし、昨年はうまくいっていたことが今年もうまくいくとは限らない。長いシーズンは予期せぬことがたくさん起きるのだ。自信と過信は紙一重だが、そこをうまくクリアできれば巨人と優勝争いできるだけの力はある。
迷ったのは3位と4位だ。阪神と
中日で悩んだが・・・
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