悔しさにまみれた東京時代を経て、北海道でつかんだレギュラーの座と優勝の喜び。名二塁手として5度のゴールデン・グラブ賞に輝き、日米で積み重ねた安打数は1507本。スタンドからの「賢介コール」を力に変え、ファンを沸かせ続けた背番号3がいま、惜しまれながらもバットを置いた。 取材・構成=松井進作 写真=高原由佳、B…