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東北楽天ゴールデンイーグルス

 

機動力と守り勝つ野球で逆襲を誓う





GOOD 先発陣に若手台頭の兆し、打線は昨年よりパワーアップ
BAD ミコライオと西田が開幕絶望、不安要素は拭えず

 日本ハムと開幕カードを戦う楽天。大久保監督は「8、9、10月に勝たなければ意味はない」と開幕ダッシュに強いこだわりは見せていない。ただ、昨季は11勝13敗と負け越しているだけに、最初にたたいておきたい相手であることは間違いない。

 開幕投手は則本で揺るがない。実戦初登板が3月8日と、調整は遅れ気味だが本人に焦りはない。万全の状態で札幌ドームのマウンドに上がりそうだ。2戦目は昨季8勝の塩見、3戦目は2年目の横山が抜てきされる可能性が高い。キャンプ中の実戦から結果を残し続けており、指揮官も成長を認めている。横山同様、実戦で猛アピールしている戸村、昨季8勝の辛島は2カード目に回ることが濃厚。6人目の先発はルーキーの入野になりそうだ。

 リリーフ陣は守護神を務める予定だったミコライオが椎間板ヘルニアで戦線離脱。大きな痛手となった。ストッパーは松井裕が務めることが確実で、クルーズ、青山がセットアッパーの役割を担いそうだ。中継ぎは昨季65試合登板の福山、ベテランの小山、斎藤ら実績十分の選手を中心に構成することになる。

 先発オーダーは、ミコライオの離脱により助っ人野手3人が登録可能になったことから、3人同時起用で臨むこともありそうだ。現状では一番は聖澤が有力。二番には指揮官がもくろむ「超攻撃的オーダー」の象徴として、長打力もある牧田が座る。三番は銀次、そして四番はオリックスから移籍のぺーニャ。五番は岡島か島内。サンチェスは六番、七番は後藤またはウィーラー。八番は嶋、九番は藤田か阿部が予想される。ベテラン・松井稼は聖澤と交互に起用されることになりそうだが、今後の状態によっては「一番・中堅」、もしくは「五番・左翼」で開幕スタメン出場する可能性もある。

 開幕戦の相手は大谷。指揮官はファーストストライクからどんどん振っていく超積極打法を攻略のカギと明言しているが・・・

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